「朝起きると指がこわばって動かしにくい…」

「指を曲げ伸ばしするときに、カクンと引っかかる…」

このように悩んでいませんか？

その症状は「ばね指」かもしれません。

そこで本記事では、ばね指の人がやってはいけないことを院長が解説します。

原因と対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ばね指（指の腱鞘炎）とは？

ばね指は、指をスムーズに動かすための腱（けん）と、腱を包む腱鞘（けんしょう）の間で炎症が起きている症状のこと。

指を曲げ伸ばしするたびに、指の付け根に痛みや腫れが出たり、「カクン」とバネのように引っかかるような症状があります。

ばね指の症状をセルフチェック

ここでは、ばね指の症状を紹介するので、当てはまるか見ていきましょう。

• 起床時に、指の付け根がこわばる
• 指を曲げ伸ばしすると「カクン」と引っかかる感じがする
• 指が完全に伸びない
• 指が曲がったまま戻りにくい
• 特定の指（親指、中指、薬指など）に症状がある

上記の症状が当てはまる場合は、ばね指の可能性があります。

ばね指になる原因3つ

ここでは、ばね指になる原因を解説します。

それぞれ詳細を見ていきましょう。

原因①手・指の使いすぎ

ばね指になる原因は、手や指を使いすぎていることです。

具体的には、以下の例が考えられます。

• パソコン作業
• スマートフォンの使いすぎ
• 家事
• ゴルフ、テニス、野球などのスポーツ

指を酷使する動作を繰り返すことで、腱や腱鞘が炎症を起こし、スムーズに動かせなくなり、引っかかりが生じてしまいます。

原因②ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスの変化も、ばね指の原因です。

特に女性の場合、妊娠・出産した時期、そして更年期に差し掛かると、女性ホルモン『エストロゲン』の分泌量が減少します。

エストロゲンには、腱や、腱鞘の柔軟性を保つ働きがあります。

そのため、ホルモンバランスの変化で腱や腱鞘が硬くなり、炎症を起こしやすくなります。

原因③老化

老化も、ばね指の原因の一つです。

年齢を重ねるごとに、腱や腱鞘は、しなやかさや柔軟性を失っていきます。

すると、引っかかりや痛みの症状が出やすくなります。

若い頃にはなかった指の不調を感じるようになったら、老化が関係しているのかもしれません。

ばね指になったときにやってはいけないこと2つ

ここでは、ばね指になったときにやってはいけないことを紹介します。

それぞれ詳細を見ていきましょう。

①無理に伸ばす

ばね指の際、痛む指を無理に伸ばそうとするのは避けましょう。

「曲がった指を早く元に戻したい」という気持ちはわかります。

しかし、炎症が起きている場所に無理な力を加えると、さらに傷つき、悪化させてしまうリスクがあります。

痛む際は、できるだけ安静を保ちましょう。

②強くマッサージする

ばね指になったときにやってはいけないことは、痛む部分を強くマッサージすることです。

「血行を良くしよう」「凝りをほぐそう」と思って強く揉んでしまうと、炎症を悪化させてしまう可能性があります。

さらには、回復を遅らせる原因になります。

痛みがある際は、強くマッサージをするのは避けましょう。

ばね指になったときの対処法2つ

ここでは、ばね指になったときの対処法を紹介します。

それぞれ詳細を見ていきましょう。

対処法①ストレッチをする

ばね指になったときの対処法は、無理のない範囲でストレッチをすること。

方法は、以下のとおりです。

【指のグーパー運動】

手のひらを広げ、指をまっすぐ伸ばしてから、ゆっくりと握りこぶしを作り、また広げる動作を繰り返します。

血行促進や、柔軟性の向上に効果的です。

【手首のストレッチ】

腕を前に伸ばし、片方の手で指先を体に向かって、優しく反らせます。

指の腱につながる、手首周りの筋肉を緩めます。

ただし、少しでも痛みを感じたら、すぐに中止してください。

対処法②サポーターやテーピングをする

サポーターやテーピングで患部を固定するのも、ばね指になった際に効果的。

指や手首の動きを制限することで、腱や腱鞘への負担を減らし、炎症の悪化を防ぎます。

市販の『ばね指用サポーター』や、テーピングなどを活用してみましょう。

ただし、強く巻くと血行不良になります。

指がしびれない程度の強さで、固定しましょう。

まとめ：ばね指の際は正しい対処法をおこないましょう

この記事では、ばね指の人がやってはいけないことを紹介しました。

やってはいけないことは、以下のとおりです。

1. 無理に伸ばす
2. 強くマッサージする

早期に適切なケアをすることで、ばね指の進行を防ぎます。

痛みが強い場合は、無理をせずにご相談くださいね。

当院では、一人ひとりの状態に合わせた、オーダーメイドの施術法を提供し、腰の痛みの改善を目指します。

さらに、お客さま一人ひとりに丁寧にカウンセリングをし、自宅での指導や、通院頻度の提案もさせていただきます。

不安や悩みがある方は、どんな些細なことでもよいので、まずは気軽に相談してみてくださいね。

ご予約・お問い合わせは『こちら』からどうぞ。

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